2005年5月定例県議会

●会派「県民の会」設立

 初議会に臨むにあたり、“いいことはいい!悪いことは悪い!”とあくまで一県民の立場で頑張りたいと、会派「県民の会」を設立しました。今は1人会派ではありますが、同志を少しずつでも増やして行きたいと考えております。

●初めての本会議で初当選挨拶

 5月27日の初めての本会議におきまして、初当選議員としてのご挨拶をさせて頂きました。県執行部、県議会議員の諸先輩方を前に、さすがに緊張致しました。その概要は以下の通りです。

 過日の群馬県議会議員前橋選挙区補欠選挙におきまして、初当選をさせて頂きました中島資浩でございます。
 愛する群馬県のため、そして群馬県民皆様のために、全身全霊を傾注する決意でございます。諸先輩方、そして小寺知事を始め県職員の皆様方には、ご指導の程、何卒宜しくお願い致します。

●初年度の議席、所属委員会決まる

 議席は「7番」、委員会は「産業経済常任委員会」と「環境共生社会特別委員会」の所属に決まりました。

■トピックス〜海外調査問題について−私はこう考えました!〜

 昨年5月の県議初当選後間もなく、当時計画されていた海外調査の実施につきまして、「市民オンブズマン群馬」より「公開質問状」が送られて参りました。以下はその際の私の回答の概要であります。

 私の基本的な考え方としては、議会の海外調査は、グローバル化が進展している今日、真に調査研究の必要性に値するものであれば、ケースによっては必要なことと思います。また、すべて真に必要な調査であれば、たとえ全額公費負担でも、県民の理解が得られるものと考えます。
 しかし、その一方で、現下の厳しい県財政下での海外視察は、気持ちの上で、抵抗が全くない訳ではありません。日程・費用等は、必要最小限度の範囲で計画をし、県民に理解が得られるものとすべきと考えます。また、折角の機会であり、調査対象事案につき、十分な調査研究はもとより、できるだけ貪欲に、より幅広く調査することも必要であると思います。そのためには、効率的な調査を行ううえで、事前の調査研究で十分な情報を得て実施することが重要です。今後、具体的な検討の中で、内容的にも真に必要な調査か否かについて、慎重な判断を行い、同時に、費用負担のあり方についても、一部私費負担、或いは、政務調査費の活用等も含め検討を行い、県民の皆様の理解が得られるものとなりますことを期待しております。
 現在、地方自治体の中には、厳しい財政状況の下、職員の視察を中止しているところがあります。また、その理由として、「インターネットの普及により、視察に行く必要性が薄れた」との考え方もあるようです。
 しかし、私は、そのことについて、いささか疑問をもっております。「百聞は一見にしかず」と申しますが、やはり、「そこに行って見聞きする」のと、「インターネットで見る」のとでは、雲泥の違いがあると思います。私は、以前より、行政職員の視察を中止してしまうことによって、職員のモチベーションが下がり、ひいては、その地方自治体の住民に対し、却って、マイナスに作用しているのではないかと、大変憂えております。
 いずれに致しましても、議員・行政職員を問わず、国内外の先進地視察の実施により、先進地事例を大いに学び、それを施策に生かし、更には、住民の皆様にその成果を十分にフィードバックしなければならないと考えております。

 その後、昨年11月、群馬県議会「安全・安心なくらし特別委員会」において行った海外調査の様子が民放テレビで放映され、多くの非難の声が全国各地から群馬県及び群馬県議会に寄せられましたことは、誠に残念でなりません。


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