活動報告・記録

報告書

議会報告2018

中心市街地活性化の起爆剤として、
図書館を中心とする複合施設の整備を!

議員活動報告「ルネッサンス」第11号
(2018年7月18日発行)より

本市では、現在、「図書館本館(昭和48年建設)」の再整備を検討しています。これは、老朽化に加え、既に当初の蔵書予定数をはるかに超え、本市の情報収集機関としての機能が大幅に低下しているからです。そして、この再整備計画は、これま で市庁舎周辺に位置し、老朽化等による耐震性の問題から、建て替え等が必要な「市議会庁舎(昭和41年建設)」と「職員研修会館(昭和50年建設)」と併せ、『市庁舎周辺整備』の一環として検討されてきました。

しかし、私は、図書館本館の設置場所については、本市の長年の課題である「中心市街地活性化」の極めて有力な起爆剤とするためにも、「8番街等中心市街地に整備すべき」と、これまで一貫して主張してきました。

そして、今年3月、市が示した基本構想では「、新たな図書館 本館の適地については、基本方針で候補地に挙げた国合同庁舎跡地に限らず、中心市街地や駅周辺など幅広く建設場所の検討を行う」とされ、8番街等中心市街地への整備の可能性も生じてきたものと、大いに期待をしています。

一方、最近の公立図書館の先進事例を見ると、単なる情報拠点に留まらず、「憩いの場」、「市民図書館」、「ギャラリー」、「イベントスペース」といった『複合文化施設』、或いは、本のみならず、映像、音楽などあらゆるメディアの収蔵、閲覧、鑑賞を可能とするもの、また、「交流と創造を楽しむ文化の拠点」としての機能などを有する複合施設が主流となっています。

中心市街地再活性化については、本市の最重要課題の1つとして長らく取り組んでいますが、現時点ではなかなか決め手を欠き、大きな成果に繋がっていない状況にあります。その点、図書館は、利用者層も幅広く、多くの人が利用する施設であり、中心市街地の核となり、同時に市街地の活性化に相乗効果が期待できる施設であると考えます。

このところ、図書館政策に関する多くのセミナーに参加していますが、その表題は、「まちの課題を解決する図書館」です。図書館本館の整備については、せっかくの大きなプロジェクトであり、本市の抱える課題解決に向けた、複合的な目的を 持った投資効果の高い図書館とすべきと考えます。 そして、市民の新たな『交流の拠点』として図書館本館が中心市街地に整備され、中心市街地が再び「市民の憩いの場」となるよう、私自身、より一層調査・研究・提言をして行きたいと思います。

PAGE TOP